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浪人1年生の男が再び早稲田商を狙う! 雑談系になっちゃうかもです笑

大学受験、TEAP利用という選択肢

こんにちは、こんばんは。じっくです。この挨拶が個人的に気に入りました。一番最初のやつですけど笑。今後もこれでいこうとおもいます。やはり挨拶ではあんまりふざけたくないですよね

 

さてさて、今日はTEAP利用の話を少ししようと思います。昨日駿台のWeb上の設定で、志望大学とかを入力していた際に受験方式に英語4技能のことを思い出しましたので。

少しTEAPについて説明をしますね。

TEAPについて
TEAP(ティープ)とは、Test of English for Academic Purposesの略語で、上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発した、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)をより正確に測定するテストです。
テスト形式は総合的な英語力を正確に把握することができるよう「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能で構成しています。とりわけ日本の英語学習者の弱点と言われる「Speaking」と「Writing」については、世界的に有名な英国のベッドフォードシャー大学の研究機関であるCRELLA(Centre for Research in English Language Learning and Assessment)の監修のもと、開発を行いました。

(公益財団法人日本英語検定協会Webサイトより引用)

というもので、テストでTEAP利用方式を採用している大学を受験する際に、大学が定めるスコア以上のスコアをとっていれば英語の試験が免除、英語の試験で〇〇点とった扱いにする、あるいはTEAP利用方式の受験資格を獲得する、といったもので、その利用方法は大学によっていくつかのパターンがあります。

例えば明治大学経営学部のTEAP利用方式では、Reading,Listening,Writing,Speaking(以下R,L,W,Sと表記)の各テストで70点以上、計290点以上とれば出願可能、各テストで80点以上、計340点以上とれば出願及び20点加算、、、というようなパターンでスコアを多くとればとるほど有利なパターン。

上智大学の経済学部経営学科ではR60点L60点W50点S50点以上、計230点以上とれば出願可能で、それ以上のスコアを持っていたとしても特に加算はない。つまり、230点でも300点でも変わらない、というパターン。

早稲田大学の文学部ではR,L,W,Sで各65点以上、計280点以上とればTEAP利用方式の出願資格が獲得でき、英語の試験が免除さるパターン。TEAP利用方式では国語と社会の2科目ですが、上智大学とは違ってその2科目は一般方式と同じ問題を利用します。

 

※上記のスコアなどは昨年のスコアなので、今年は変わっている場合がありますから、TEAP使うよって人は各大学のホームページから基準スコアを各自で確認してください。

 

説明が長くなってしまいましたが、結局TEAP利用ってどうなの?ってことについて、僕が去年実際に受験して思ったことを3つ書いていきます。

①TEAPを持ってないとそもそも戦えない場合がある

これはかなり限定的かと思うんですが、僕の知る限り明治大学の全学部統一方式で、経営学部や農学部などはTEAPが使えます。(全学部統一試験とは、明治大学の全ての学部で同じ問題で行われる試験で、配点や科目は各学部によって異なります)TEAPのスコアに応じて英語の試験を受けなくても〇割くれるパターンです。といっても、かなりTEAP利用が有利になるように設定されています。R,L,W,Sの4技能試験で、計225点以上で8割、253点以上で9割、309点以上で10割の得点として換算してくれるんです。全学部の問題はそこまで難しくはありませんが、60分の試験で問題数は多め、2年に1度のペースで出題形式がかわる、私立特有の悪問が少しはあるので10割や9割なんてなかなかとれるものではありません。しかし、TEAPで253点は受験生としてそれなりに勉強してる人なら割とすんなりとれちゃう程度のレベルです。TEAPの253点≠明治全学部の英語9割なのは明白ですが、大学が指定する限り≠が=に変わっちゃうんです。おかしな話のような気がしないでもないですが。

②TEAP利用方式だと問題が変わる

これは上智大学の場合ですが、一般とTEAP利用では別の問題を使っていて、特に社会が大きく変わります。一般だと全てマーク式で、よく私大であるタイプの問題ですが、TEAP利用だと記述式になるんです。資料が6ページくらいあって、それを読んで100〜200字の記述がいくつかある多分上智のTEAP利用でしか見られないタイプの問題です。ほぼ国語です笑。こればっかりは人によると思いますが、僕はTEAP利用のほうが圧倒的に解きやすいと感じました。国語が苦手でない人はそう感じると思います。また、早稲田志望だけど併願校で上智も受ける人は多いと思いますが、上智の英語の対策を一切しなくて良いという絶大なメリットもあります。

③必ずしも有利とは限らない

①、②はどちらかといえばレアケースでしょう。僕が痛切に失敗したと感じていることはこの③のことなんです。これは、僕の場合は早稲田大学の場合なんです。僕は文学部と文化構想学部をTEAP利用で受けたのですが、これは明らかな失敗だったと言えると思っています。勿論、英語がない分英語でこける可能性がないというメリットはあります。ですが、これは皆同じなんです。当たり前ですが笑。なので英語でこけないということはメリットとは言いがたいんです。また、僕は英語はどちらかといえば得意な方なので英語で1点でも稼ぐ可能性を勝手に潰しただけなんです。そして、早稲田大学が発表している合格最低点によると、TEAP利用方式だと国語と社会で8割ほどが合格最低点なんです。それに対して一般方式は3科目で7割ほど。英語がめちゃんこ難しいわけではないので、英語が得意めな僕にとっては、TEAP利用はむしろ自分が不利になる受験方式だったんです。

 

今日は長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。選択肢が多いことは悪いことではありません。ただ、選択肢が多いぶん全てを吟味しないと逆に自分を追い詰めることになるかもしれません。TEAPは最近広まってきていて、これからTEAPを受験する人も多いと思います。そんな人に少しでも参考になればと思います。

 

それでは